「上昇気流の発生メカニズム」

「上昇気流の発生メカニズム」
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 上昇気流の発生の仕方にはいくつものパターンがあります。そのいくつかを紹介します。
 
①  横方向から吹いてきた強い風が山にぶつかり、山の斜面に沿って上昇する場合。

②  冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合って、冷たくて重い空気の上に、暖かくて軽い空気がよじ登って上昇流が出来る場合。

③  日射によって暖められた地面から熱が放射され、地上付近の空気が暖められて軽くなり、上昇する場合。

④  真冬の日本海側には豪雪をもたらす筋状の雲が現れます。大陸からの寒気が日本海を渡る時に、海面付近では相対的に暖かい海面から水蒸気と熱を補給されます。海面付近の暖められた空気は軽くなり上昇を始め雪雲を作ります。日本に上陸した後脊梁山脈にぶつかると更に上昇して大雪をもたらします。

⑤  その他大気の下層に外部から暖気が流入してきた場合や。

⑥  大気の上層に外部から寒気が流入した場合など、上層の大気が冷たくて重く、下層の大気が暖かくて軽くなった時に、成層が不安定となり対流が始まります。

・・・幾つかの代表的な例を挙げましたが、このようにして上昇気流は発生します。

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